最高額モデルにはツインクールドエンジンを搭載
広大なアメリカ大陸を豪快に駆け抜けるハーレーダビッドソン。そんなイメージをもっとも忠実に体現しているといえるのがツーリングファミリーです。
フロントには大型のフェアリング、リアには大容量のボックスを備え、上位モデルではオーディオも完備するなど大陸横断の長旅には最適のハーレーとなっています。
ハーレーの中でももっとも高額のファミリーでもあるツーリングファミリー。現在のツーリングファミリーに連なる分岐点といえるのは、リアにツインショックが搭載された1958年となるでしょう。
それ以降、長距離をより快適に走れるように進化を重ね、1965年のエレクトラグランドでセルモーターが搭載され、積載性能も年を追うごとに高まっていきました。
搭載されるエンジンは、ツインカム88をさらに進化させたツインカム103。その排気量は1689ccとなっています。
ダイナファミリーと同様にバランサーは搭載していませんが、ラバーマウントのポイントをダイナよりも多くすることで、より振動を抑えて長い距離を快適に走れるよう考慮されています。
また、最上位モデルのウルトラシリーズにはツインクールドツインカム103を搭載。従来に空冷却に一部水冷却機能を備えることで安定感を高めています。